DTM初心者向け入門講座

ミックスダウンで大活躍!オススメのVSTプラグイン特集

あなたは普段「ミックスダウン」でどんなプラグインを使っているでしょうか。EQからコンプレッサー、リミッターにマキシマイザーなど、ミックスダウンでは多種多様なプラグインが必要となります。プラグインは大手メーカーの「Waves」など、世界中のメーカーおよびデベロッパーが開発・販売を行っており、有料から無料まで、様々な製品が存在する訳です。

今回は「ミックスダウンで大活躍!オススメのVstプラグイン特集!」と題しまして、DTM博士がオススメするプラグインを種類別で紹介していきます。定番からちょっとマイナーな物まで、星の数ほどあるプラグインの中から厳選した製品をピックアップしていくので、是非参考になさってください。

ミックスに必要なものが一通り揃う!プラグインバンドルのススメ

Wavesを中心に、各メーカーは数種類のプラグインをひとまとめにした「バンドル」を販売しています。単体で購入するよりも安上がりになり、必要なプラグインが一通り揃うため、これからプラグインを集め始める方はバンドルを購入することを強くオススメします。バンドルを購入後、もし足りない物があったら単体で購入し、プラグインを充実していくと良いでしょう。

Waves Gold

Waves社の超定番のプラグインバンドルです。40種類以上のプラグインをバンドルしており、ミックスダウンに必要となる種類を網羅しています。もちろんマスタリングでも活躍するため、これから本格的な楽曲制作を始めるという方にオススメです。

Renaissance シリーズ

本バンドルで注目したいのはシンプルかつ使い勝手抜群の Renaissance シリーズです。動作が軽く使いやすい Renaissance EQ、電子式と光学式を切り替え可能な Renaissance Compressor、スレッショルドを下げるだけナチュラルに音圧を上げることができるボーカル用コンプレッサーの R VOX、自然な低音強化が可能となる Renaissance Bass が特に優秀です。

どれもプロ現場では定番であり、多種多様な製品で溢れかえっている今となっては古い製品という感が否めませんが、即戦力となる素晴らしいプラグインです。

Paz Analyzer

さらに博士がオススメなのが Paz Analyzer です。「アナライザーはフリーの物で十分」と考える方が多いですが、クオリティの高い2mixに仕上げるために高性能なアナライザーは欠かせません。

このアナライザーは周波数特性のチェックが非常にしやすく、音のステレオ感を視覚的に表示してくれるほか、動作が非常に軽いのがポイントです。全トラックにインサートしても問題無いため、より緻密なミキシングが可能となり、結果的に出来上がった2mixの仕上がりも良くなる訳です。地味なプラグインではありますが、使用頻度も高く、楽曲の仕上がりにも影響する製品なのは間違いありません。


How to Use the Waves L1 and L2 Ultramaximizer Plugins
Lシリーズで最初にリリースされたマキシマイザー/ピークリミッター「L1」。シンプルに音圧を稼ぐことができ、暴れる感じに仕上げることができる。

即戦力のプラグインが多数収録

他にも Waves 伝統のマキシマイザーである L-1 や、シンプルかつ高性能なステレオイメージャーであるS1、自然な響きが特徴な True Verb といったリバーブなど、機能的なプラグインを多数バンドル。上述にもあるように、楽曲制作に必要なプラグインがこのバンドルだけで揃うので、DTM初心者の方に強くオススメします。Goldは年に数回セール価格で販売されているので、セールの時期を待ってから購入するのも良いでしょう。

Waves GOLD – Supernice!DTM

Ik Muitimedia T-RackS Max

イタリアのオーディオメーカー、Ik Muitimediaが販売するプラグインバンドルです。33種類のミキシングおよびマスタリング用プラグインを収録しており、EQやコンプはもちろんSSLをモデリングしたチャンネルストリップなども含まれています。

博士オススメはUreiの1176コンプレッサーをモデリングしたBlack 76 Limiting Amplifierです。通すだけで独特のハーモニックディストーションが掛かったようなアナログライクで厚みのあるサウンドになり、ギターやドラムとの相性は抜群。ロックサウンドをミキシングする際に大活躍するコンプレッサーです。

さらいに一時期インターネット上で話題となったMaster Eq 432もオススメ。これはマスタリング用イコライザーであり、名機のモデリングであるため一見すると使いこなすのが難しそうですが、驚くほどナチュラルにカットおよびブーストが可能となっています。

プラグイン自体の動作は重いものの、ここまで自然なイコライジングができるアナログ系マスタリングイコライザーは多くないため、導入すれば長く使い続けることができるでしょう。

他にもNEVE 1073をモデリングしたEQ73や、奥行きを維持したまま強烈な音圧を得ることができるStealth Limiterなど、高性能なプラグインを多数収録。Ikユーザー必見の素晴らしいバンドルです。

Ik Muitimedia T-RackS Max

Tone Booster TrackEssentials

「バンドルが欲しいけどお金が…」という方にオススメしたいのがTone BoosterのTrackEssentialsです。EQやコンプレッサー、デュエッサーにリバーブなど計8種類のプラグインを収録したバンドルで、なんと「19.95ユーロ(日本円で2500円前後)」で購入することができます

破格のバンドルですが1つ1つの完成度が高く、多少動作が重いプラグインもあるものの、ミキシング初心者の方には十分なクオリティとなっています。デモ版も用意されているため実際に試して問題なければ購入すると良いでしょう。

一点注意しなければならないのが、バンドルの購入は公式サイトから行うため英語表記であること、購入にはクレジットカードが必要だということです。購入の敷居が高めではありますが、それを差し置いても優秀な価格と機能を備えたプラグイン集なので、興味のある方は公式サイトを覗いてみて下さい。

Tone Booster公式サイト

αの付加価値があるイコライザープラグイン

Waves H-EQ

「何でもこなせる万能EQ」として評価の高いイコライザープラグインがWavesのH-EQです。デジタル系イコライザーの中でも凡庸性の高さは随一。これを持っていれば他のデジタル系は必要無いほど優秀です。5つのバンドとハイパスおよびローパスフィルターを装備しています。

最大の特徴は同社のPaz Analyzerを踏襲したグラフィックアナライザーを搭載していること。原音(イコライジング前)の周波数特性とイコライジング後の特性を同時に表示することができ、どの帯域がどれだけブーストおよびカットされているのか確認しながら作業することが可能です。本当に必要な帯域だけをイコライジングできるという点が最大の魅力と言えるでしょう。

さらに計7種類のフィルタータイプを装備。NEVEやSSLといった名イコライザーをモデリングしており、デジタル系イコライザーながらアナログライクなサウンドに仕上げることもできます。

MS処理にも対応しているため、S成分の低音だけをカットする、といったテクニカルな作業も実現。Goldなどの初心者向きバンドルには含まれておりませんが、ここまで多機能なイコライザーは無いため、単体で購入しても十分元が取れると言えます。

主な用途:フィルター処理・ブーストおよびカット

H-EQ 販売ページ

Waves H-EQが含まれるプラグインバンドル
WAVES Mercury

FabFilter Pro-Q2

デジタル系イコライザーの最高峰と言っても過言ではないでしょう。FabFilter のPro-Q2は-96dBという強烈なカットが出来るプラグインで、視認性の高いアナライザーを搭載し、MS処理にも対応しているのが特徴です。

本プラグインの魅力はこれだけの機能を搭載し、クリアな音質でイコライジングが出来るのにも関わらず「動作が非常に軽い」ということ。全トラックにインサートして使っても問題なく、アナライザーの視認性の高さも非常に高いです。

プラグイン単体でWavesのGoldが買えてしまうほどですが、愛用しているプロも多く、一度買えば長く使い続ける事が出来るでしょう。ただ、インサートするだけでどことなく角の取れた甘く丸いサウンドになる傾向があるので、ロックよりもジャズやピアノソロといった音楽ジャンルで使用するのが良いかもしれません。

主な用途:フィルター処理・ブーストおよびカット・MS処理

FabFilter Pro-Q2を…
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Waves V-EQ3 / V-EQ4

NEVEの1073と1066のイコライザー部分を取り出したアナログ系イコライザーです。通すだけでアナログライクなサウンドに変化し、特定の周波帯しかイコライジングできませんが、ギターやドラムトラックとの相性抜群です。EQ3が3バンド、EQ4が4バンドとなっており、後者の方が出来ることの幅は広いと言えます。

このプラグインの魅力は豊富なプリセット群です。ボーカルやギター、ベースやドラム、ピアノなど、たくさんのアコースティック系楽器用プリセットが用意されており、それを選ぶだけで音作りが完了してしまうほど優秀なものとなります。

アナログモデリング系プラグイン全てに言えることですが、この類のプラグインはハイパスやローパスをメインに使うのではなく、「音作り」のために使用するのがオススメです。上述のようにインサートするだけで音が変わってしまうため使える音楽ジャンルは限られますが、バンドサウンドをメインにしている方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

主な用途:イコライジングによる音作り

V-EQ3 / V-EQ4 販売ページ

Waves V-EQ3 / V-EQ4 が含まれるバンドル
Waves Diamond
WAVES Platinum
・Waves GOLD
・WAVES V-Series
・WAVES HORIZON
…他

ただ圧縮するだけじゃない!コンプレッサープラグイン

Waves Renaissance Compressor

Goldの項目で少しだけ取り上げましたが、コンプレッサーの使い方を学ぶ+万能なプラグインという点でオススメなのがWavesのRenaissance Compressorです。シンプルなインターフェースに音質変化の少ないナチュラルなコンプレッション、必要最低限のパラメータを備えている点など、初心者の方に最適なポイントが充実しています。

特徴としてはコンプレッサーのタイプを電子式あるいは光学式に切り替えて使えるということ。楽器類にはしっかりとコンプレッションが掛かる電子式を、ボーカルやストリングスなどにはヌルっとしたコンプレッションが特徴の光学式を選択すると良いです。

コンプレッサーは使いこなすのが難しく、特にリリースやアタックといったパラメータは音の変化がわかりにくいもの。このプラグインで各パラメータが持つ役割を学び、慣れてきたらより多機能なコンプレッサーを導入するという流れがオススメです。初心者から上級者まで、幅広いユーザーに使われている定番コンプと言えます。

主な用途:各トラックのコンプレッション(パート不問)

Renaissance Compressor 販売ページ

Renaissance Compressor が含まれるバンドル
WAVES Renaissance Maxx
・WAVES V-Series
・WAVES HORIZON
・Waves GOLD
・Waves Diamond
・WAVES Platinum
・Waves Mercury
…他

Waves CLA-76

Urei 1176のアナログモデリングコンプレッサーです。大物海外エンジニアのCLAが監修しており、実機に限りなく近い動作とサウンドクオリティを誇るプラグインに仕上がっています。

本プラグインは動作の異なる二種類のパネルが用意されており、最も有名なブラックパネルと世界限定1000台しか製造されていないブルーパネルの2つから選ぶことができます。

ブラックとブルーの違いはアタックとリリースの設定が異なるということ。ブルーパネルの方が両方とも遅く設定されており、トランジェントが際立つ激しいサウンドに仕上げることができます。ドラムとの相性が抜群であり、特にスネアに使用するとパツンとした張りのあるサウンドに作り込むことが可能です。

主な用途:ギターやドラムなどのコンプ処理

CLA-76 販売ページ

CLA-76 が含まれるバンドル
WAVES CLA Classic Compressors
・WAVES HORIZON
・Waves Mercury
…他

Waves V-Comp

NEVE 2254をモデリングしたWavesのアナログ系コンプレッサーです。荒々しいコンプレッションが特徴で、迫力を重視するラウド系ロックなどのギターやドラムに使用すると良い結果になるでしょう。サウンドに独特のクセがあり、通すだけで音の質感が変化する暴れん坊なので使える場面は限られるかと思いますが、持っておいて損の無い優秀なコンプレッサーと言えます。

主な用途:ギターやドラムなどのコンプ処理

V-Comp 販売ページ

V-Comp が含まれるバンドル
WAVES Grand Masters Collection
・WAVES V-Series
・WAVES HORIZON
・Waves GOLD
・Waves Diamond
・WAVES Platinum
・Waves Mercury
…他

Vertigo Sound VSC-2

DTM博士オススメのコンプレッサーがこちら。高級感のある青いパネルが特徴的なVertigo SoundのVSC-2です。ハードウェアが日本円で70万円を超える高級モデルとして知られており、それをプロユースのプラグインを手がけるPlugin-AllianceとVertigo Soundが共同開発してプラグイン化したものとなります。

特徴としては、ハードウェアに限りなく近いキビキビとした動作と、あたかもハードを通したかのような美しく自然なサチュレーションです。インサートしてドライブを上げるだけで奥行きのある生々しいサウンドに変化し、生音系との相性は抜群。アコースティックギターやストリングスなど、美しい響きを大切にする弦楽器に使用すると煌びやかな音に仕上がります。

元々はマスタリングコンプですが、トラック単体にはもちろんバスコンプとしても優秀なので、ドラムバスやマスタートラックにインサートして使用すると良いでしょう。音と音を密着させる効果が高く、トラック単体からバストラックまで幅広く使える万能プラグインです。
主な用途:バスコンプ(トラック単体にも使用可)


Test – Brainworx Vertigo VSC2 plugin VS Vertigo Hardware Compressor
実売価格の70万円を超えるVSC-2の実機とプラグインのサウンドを比較した動画。プラグインの完成度がいかに高いかよく分かる。

VSC-2 販売ページ

マルチバンドコンプレッサーでハイクオリティな2mix音源に!

Waves C6

マルチバンドコンプレッサーの定番として長きに渡り使われ続けているのがWavesのC6です。分割された4バンドと独立した2バンド、計6バンドが用意されており、特定の周波帯域に対してコンプレッションを掛けることができます。

本プラグインの特徴は、コンプレッションの掛かり具合を視覚的にチェックできるグラフィカルなインターフェースです。どの帯域が飛び出ているのか、どれだけコンプレッションが掛かっているのかリアルタイムで確認できるが魅力と言えるでしょう。また、マルチバンドコンプレッサーは総じて動作が重いことが挙げられますが、C6は驚くほどCPU負荷が軽く、単体トラックにインサートして使用することも可能です。音もナチュラルでクリアなので、ソースを選ばず使うことができるでしょう。サイドチェインに対応しているのもグッド。

主な用途:特定の周波帯域のみコンプレッションを掛けたい場合

C6 販売ページ

C6 が含まれるバンドル
・Dave Aude EMP Toolbox
・Waves Mercury

FabFilter Pro-MB

Pro-Q2でお馴染みのFabFilterが手がけるマルチバンドコンプレッサーです。アナライザー部の視認性が高く、上記のWaves C6と比べると操作性の面で軍配が上がります。

一見すると複雑なインターフェースのように思えますが、細かいことは気にせずバンドを直感的に操作するだけで簡単にコンプレッションを加えることが可能。ハイエンドプラグインですが初心者にも優しい設計となっており、長く使えるマルチバンドコンプレッサーが欲しいという方にオススメです。

主な用途:特定の周波帯域のみコンプレッションを掛けたい場合

販売ページ

ProAudio DSP Dynamic Spectrum Mapper v2

DSM V2の略称で呼ばれている一風変わったマルチバンドコンプレッサーです。本プラグインにはキャプチャー機能が搭載されており、これは楽曲中の最もラウドな場面(サビなど)で画面中央のCapterボタンをクリックすると「自動的にスレッショルドのカーブが設定」されるという強力な機能になります。

通常、マルチバンドコンプレッサーは周波帯域毎にバンドを細かく設定する必要がありますが、キャプチャー機能を使えばそれを自動的に設定してくれる訳です。ワンクリックで波形が揃い、音圧がグンと上がるのでベースなどの単体トラックやマスタリングで大活躍します。

コンプレッションの傾向も非常にクリアで、それは圧縮されているか分からないほど。波形を見ればしっかり揃っているため、魔法のようなプラグインだと博士は考えています。音圧を得るが苦手という方は、高価なマキシマイザーよりもまずはこのDSM V2を導入してみてはいかがでしょうか。デモ版も用意されているので、まずは試してみることをオススメします。

主な用途:特定の周波帯域のみコンプレッションを掛けたい場合

販売ページ

リアルな残響を感じる高性能リバーブプラグイン

Laxicon LXP Native Reverb Plug-in Bundle

「リバーブといえばLaxicon」と言われるほど有名なメーカーのリバーブプラグインバンドルです。Laxicon独特の生々しく奥行きのあるサウンドは一度使うと手放せなくなるでしょう。Hall, Chamber, Plate, Roomといった計4種類のアルゴリズムが搭載されています。

同社はLXPの他に上位版となるPCMをリリースしています。PCMは計7種類のアルゴリズムと細かい音作りを実現する多くのパラメータを装備していますが、初心者〜中級者の方にはシンプルかつ使い勝手の良いLXPをオススメします。アンビエントなどリバーブのクオリティを最大限に活かすジャンルならともかく、一般的なポップスやロックを制作するにはLXPで十分と言えます。

主な用途:あらゆるトラックに対応可能

Laxicon LXP Native Reverb Plug-in Bundle – Supernice!DTM

OVERLOUD BREVERB2

Rematrixという画期的なリバーブを生み出したOVERLOUD。同社が手がけるBREVERB2は解像度の高いリバーブサウンドと充実したプリセットが魅力なリバーブプラグインです。最近ではTASCAM社のDAW、SONARに標準収録されています。

最大の魅力は上にもありますが充実したプリセットの数々です。計50種類にも達するプリセットはアルゴリズム別に用意されており、使いたい場面に応じて選ぶだけ。リバーブの音作りは上級者でも難しいものですが、豊富なプリセットの中から選択するだけで音作りが完了するので初心者の方に優しい設計となっています。

主な用途:あらゆるトラックに対応可能

販売ページ

Valhalla DSP Valhalla Vintage Verb

ここ数年で一気に知名度が増した海外プラグインデベロッパーです。日本円にして6000円前後で購入することができ、価格以上のサウンドクオリティを持つとインターネット上で大きな話題となりました。セールを行わないことで知られているデベロッパーであり、値下げこそしませんがいつでも上の価格で購入できるのは魅力と言えます。

Valhalla DSPは複数のリバーブプラグインをリリースしているものの、中でもオススメなのがVintage Verbです。名前にVintageと付いていますがモダンなサウンドも鳴らすことができ、プリセットも豊富なので音作りが苦手な方でも安心して使うことができます。

主な用途:あらゆるトラックに対応可能
公式サイトでのみ販売されているので英語表記であり、尚且つ購入にはクレジットカードが必要となりますが、安価で高品質なリバーブプラグインが欲しい方は是非導入を検討してましょう。

販売ページ

2CAudio B2

「現行最強のアルゴリズム系リバーブ」として有名なリバーブプラグインです。ハリウッド映画のコンポーザー間で大人気となっている製品で、その濃密なサウンドは唯一無二です。オーケストラや劇伴などをメインにしている方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

一点注意しなければならないのは「CPU負荷が強烈」だということ。生半可なマシンスペックでは安定して動作しないため、導入するのであれば超ハイスペックマシンを用意する必要があるでしょう。

主な用途:あらゆるトラックに対応可能(ただしCPU負荷大)

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サウンドにもっと厚みを!サチュレーター系プラグイン

PSP VintageWarmer 2

アナログ系サチュレータープラグインの大定番。インサートしてDriveツマミを回すだけでデジタル臭さが一気に無くなり、あたかもプロの現場でレコーディングしたかのような太く暖かみのあるサウンドに変化します。

本プラグインには簡易イコライザーが搭載されており、音質の微調整が可能となっています。リミッター機能もあるのでクリッピング防止にもなる他、CPU負荷が軽いため全トラックにインサートしてアナログ感溢れる2mixに仕上げることも可能です。バンドサウンドのミックスダウンをメインにする方にとってこれほど重宝するプラグインも無いため、セール時期などに購入しておくことをオススメします。

主な用途:自宅でレコーディングしたサウンドを温かく太いものにできる

PSP VintageWarmer 2

Wave Arts Tube Saturator 2

真空管特有のサチュレーションを忠実に再現しているプラグインがTube Saturator 2です。初代Tube Saturatorは最高峰のサウンドクオリティを誇る名機でしたがCPU負荷があまりに大きく、本格的に運用するのは骨が折れるものでした。

バージョン2になってからその点が大きく改善され、より実用的になってミキシングからマスタリングまで幅広い場面で使うことができるようになっています。マスターにインサートして少しだけDriveを上げると絶妙な仕上がりになるのでオススメです。

主な用途:真空管特有のサチュレーションが得たいトラックにインサート

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Nomad Factory MAGNETIC II

博士オススメのテープシミュレーターがこちら。インサートするだけでムチっとした低音感を得ることができ、ベーストラックやマスタートラックで使用する機会の多い隠れた名機です。

サチュレーションはインターフェース右下にあるSATURATIONツマミを回すことで得られますが、サチュレーションはテープ、チューブ(真空管)、テープとチューブのミックスといった3タイプから選択可能。他社製品よりもリーズナブルな価格で販売されており、それでいて出来ることの幅が広く比較的動作も軽いのでオススメです。VintageWarmerは高価で手が出ないという方はこちらを試してみてはいかがでしょうか?

主な用途:テープサチュレーションを得たいトラックにインサート

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クリッピング防止に必須!リミッター系プラグイン

Brainworx bx_limiter

ミックスダウンにおけるリミッターの役割は万が一のクリッピングを防ぐこと。その他にもしっかりリミッティングして各トラックの音圧を得ることが挙げられます。そのため、基本的なリミッターとしての機能を備えつつ、全トラックにインサートしても快適に動作するプラグインである必要があります。

Brainworxのbx_limiterは、同社の評判高いマキシマイザー、bx _XL V2のリミッター部分を取り出したものです。リミッターとしての基本的な機能はもちろん、同社独自サチュレーション機能である「XL」を搭載しており、サチュレーターとしても機能するのが特徴です。

ツマミを上げると基本的な音像はそのままに音量レベルを稼ぐことができるので非常に強力な機能と言えます。とはいえ、リミッター部の機能はそこまで強力ではなく、比較的歪みやすい傾向にあるので、あくまでクリッピング防止の保険用としてインサートしておくことをオススメします。

主な用途:クリッピング防止およびサチュレーション効果を得たい場合

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IK Multimedia Brickwall Limiter

IK Multimediaのシンプルなリミッター、Brickwall Limiterです。特筆すべきはリミッティング能力の高さと初心者の方でも操作に迷わないシンプルなインターフェースでしょう。圧縮具合もナチュラルで、音像を崩さないままリミッティングしてくれるため、巨大な音圧が求められるEDM系楽曲のミキシングにも使えます。

主な用途:クリッピング防止および鉄壁リミッティングを得たい場合

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今回のまとめ

いかがだったでしょうか?今回はプロの現場でも使われているハイクオリティな有料プラグインを中心に紹介しましたが、全てが全て有料の物を導入する必要は無いと博士は考えます。

例えば、クリッピング防止に使用するリミッターならDAW付属の物で良いですし、EQやコンプレッサーもフリーで高性能な物が数多く存在します。完全フリープラグインだけでDTMを楽しんでいる方もいらっしゃるはずです。

ただ、2mixの仕上がりを左右する重要なプラグインだけは有料の物で揃えた方が良いでしょう。もしご自身でミックスダウンした2mix音源に不満がある場合は、有料プラグインの導入を検討してみてはいかがでしょうか。使用プラグインを変えただけでクオリティが劇的に上がることも少なくありませんよ。

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