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何も高価で良い機材を使えばいいってもんじゃあないんです。
たとえばApple社のMac/iPhone/iPadに最初からインストールされている無料の音楽制作ソフト「GarageBand」の音ネタや、内蔵マイクとプラグインだけでも、世界中で愛されるヒット曲は作れてしまいます。
ここでは「GarageBandを使って作られた良曲」を紹介します。元ネタは下記MusicRadar記事ですが、その後に登場した近年のヒット例も加えました。
記事元:GarageBand’s greatest hits | MusicRadar.com
現在のShowbiz R&Bの女王といっても過言ではない、リアーナ。
アルバム『Good Girl Gone Bad』からのリードシングル「Umbrella」の独特なビートは、GarageBand付属のドラムループ「Vintage Funk Kit 03」を約90bpmで再生したものが土台になっています。
プロデュースを手掛けたChristopher “Tricky” Stewartがそのループを起点にトラックを組み上げ、結果として第50回グラミー賞で「Best Rap/Sung Collaboration」(Jay-Zとの共演名義)を受賞しています。
2017年のピューリッツァー賞受賞作『DAMN.』に収録された「PRIDE.」。
当時18歳だったSteve Lacyが、iPhone 6上のGarageBandとギター用プラグイン「iRig」だけでビートを組み上げたエピソードは有名で、その制作に使われたiPhoneはのちにワシントンD.C.のスミソニアン国立アメリカ歴史博物館(特別展「Entertainment Nation」)に展示されました。
スタジオに高価な機材を持ち込まなくとも、ポケットの中の機材だけでGrammyノミネート級の曲が生まれることを示した象徴的なトラックです。
カナダ出身のアーティストGrimes(クレア・バウチャー)が2012年にリリースしたブレイクスルー作『Visions』は、モントリオールの自宅アパートで3週間ほどかけ、Roland Juno-GとボーカルエフェクトをすべてGarageBandに録音・編集して完成させたとされています。
シングル「Oblivion」はPitchforkの「2010年代ベストソング200」で2位(2014年の中間集計『The 200 Best Tracks of the Decade So Far』では1位)に選ばれるなど、ベッドルーム制作からポップ史を更新した代表例です。
男性R&B歌手。この人くらい甘い声をだせる男性もなかなかいるもんじゃござんせん。
「Love In This Club」ではGarageBand向けの拡張音源「Apple Remix Tools Jam Pack」に収録されたEuro Hero Synth 02/Euro Hero Synth 03といったシンセサイザーが使われています。プロデュースはPolow da Don。
フランスのテクノ/エレクトロ・デュオ。世界で一番先鋭的なビートを響かせていたこの二人組も、デビューアルバム『†(Cross)』の制作過程でGarageBandを愛用していました。メンバーのXavier de Rosnayは「実際とても素晴らしいツールだ」と語っています。
UKの代表的ロック・バンド、オアシス。
ノエル・ギャラガーはオアシスの最後のスタジオアルバム『Dig Out Your Soul』のデモのいくつかを、バンドメイトGem Archerの自宅でGarageBandを使って録音したと語っています。やっぱりGarageBand、デモ作りには使えますもんね。
ホテルで、家で、ツアーバスの中で、録音しまくっていたそうです。フロントマンGary Lightbodyは5枚目のアルバム『A Hundred Million Suns』の制作期にGarageBandへ220曲ものスケッチを溜め込んでいたと明かしています。リードシングル「Take Back the City」もここに含まれます。
この他にもJames BluntがアルバムSome Kind Of Troubleの作曲・デモ段階で、Fall Out BoyがFolie à Deux制作時にそれぞれGarageBandを利用したと伝えられています。
デモ作りの段階から本番のオケまで、ダンスミュージックからテクノ、ロック、ヒップホップまで。Mac/iPhone/iPadさえあれば誰でも無料で触れるGarageBandが、人気スターの制作現場でも実際に使われているという話でした。
GarageBand、使いたくなりました??
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