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「ワイヤレス(無線)は音が悪い!」という声を耳にしたことはありませんか?例えばヘッドフォン。有線の物と無線の物では音質に差があるという認識を持っている方が殆どかと思いますが、最近は技術の進歩により、無線とは思えないほどクリアで広がりのあるサウンドを鳴らす製品が増えているのです。
それはDTM機材にも言えることで、Bluetoothの技術を応用した様々な機材が各社から発売されており、将来は「ケーブルが一本も無いスマートな製作環境が実現するのではないか」と囁かれているほどです。今回は「ワイヤレスで接続できる機材特集」と題しまして、Bluetoothによるワイヤレス接続を採用した最先端の機材を紹介していきます!
DTMに用いる機材といえば何を思い浮かべるでしょうか。パソコンにDAW、オーディオインターフェース、MIDIキーボード、モニタースピーカー、ヘッドフォンなどが挙げられるでしょうが、既に「MIDIキーボード」と「モニタースピーカー」は即戦力として使えるBluetooth対応の最新モデルがKORG社やYAMAHA社、TASCUM社から販売されています。
MIDIキーボードに関しては、MIDIケーブルあるいはUSBケーブルを用いず、無線でパソコンと接続することができるという優れものです。ワイヤレスにすることで多少距離があってもMIDIキーボードから音源等を慣らせる上、配線周りがスッキリするのも魅力です。
モニタースピーカーも配線周りがごちゃごちゃしがちですが、ワイヤレスにすることでスッキリすることでしょう。もちろん音質も折り紙付きであり、S/N比も優れた有線と謙色の無いサウンドを鳴らす製品が登場しています。
「Bluetoothって聞くけど実際よく分かっていない…」という方も多いことでしょう。そもそもBluetoothは「近距離用無線通信の規格」であり、近年まで定番となっていた赤外線通信よりも高性能なものとなります。Bluetooth対応機器には「親機」と「子機」が存在し、機器同士を接続することを「ペアリング」といいます。仮にワイヤレスのDTM機材を使用するとなった場合、パソコンが親機となり、MIDIキーボードなどの機材が子機となる仕組みです。
大手メーカーのYAMAHAからBluetoothを用いて様々なMIDI機器とiOS端末とのワイヤレス接続を可能にするアダプターが登場。MD-BT01およびUD-BT01を用いることにより、MIDI端子を搭載した大昔の機材(デジタルピアノなど)と最新のiOS端末を接続し、端末上で動作するDAW系アプリなどで使用することができるようになります。
MD-BT01とUD-BT01の違いは、前者が主にYAMAHA製のMIDI機器が動作対象となっているのに対して、後者は他社製(KORG社など)のMIDI機器をワイヤレス化できる点です。使い方は同じであるものの、動作対象となっている機器の幅に違いがあるいうことになります。ちなみにiOS端末で使用する場合、使用するアプリが「BLE-MIDI機能」を搭載している必要があります。定番のGarege Bandは対応しているので、ユーザーの方はよりスマートな楽曲制作のために導入してみると良いかもしれません。
YAMAHA UD-BT01を…
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YAMAHA MD-BT01を…
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KORG社の定番MIDIキーボードといえば「MicroKeyシリーズ」ですが、同シリーズにBluetooth機能を搭載したMicroKey AirといったパソコンやiOS端末とのワイヤレス接続を可能にした製品が新たに仲間入りしました。
同製品は25鍵のAir-25、37鍵のAir-37、49鍵のAir-49、61鍵のAir-61、といった計4種類をラインナップしており、持ち運び可能なミニサイズから本格的な鍵盤演奏を可能にするフルサイズまで、ユーザーの使用用途に合わせたモデルを用意しているのが特徴です。
ワイヤレスというだけでケーブル類の必要無いスマートな接続が可能となりますが、この製品はiOS端末と組み合わせることでその真価を発揮します。
近年、iPadやiPhone上で動作するシンセサイザーやミキサーなどの音楽計アプリケーションが各社から続々と登場しています。そのアプリケーションにMIDIキーボードを接続して使用するためにはLightning-USBカメラアダプタという専用のケーブルが必要となる訳ですが、MicroKey AirはiOS端末とBluetoothで接続を行うためケーブルを介さずアプリケーションを操作することができるようになります。iOS端末とMicroKey Airさえあれば場所を選ばず本格的な楽曲制作や演奏パフォーマンスが可能となるのです。接続する機器によってレイテンシが前後するものの、基本的な演奏には差し支えないレベルなので気になりません。
また、本製品はWindowsあるいはMac上で動作するKORG KONTROL Editorと呼ばれる専用エディットソフトウェアを付属。MIDIチャンネルの設定やベロシティカーブの設定、アルペジエーターの設定などを簡単に行うことができます。スマートな音楽活動を目指す方にお試し頂きたい一台です。
A4サイズよりも小さいコンパクトなデザインのフィジカルコントローラーです。Bluetooth接続に対応しており、ワイヤレスでDAWやソフトウェアシンセサイザー等のパラメータを直感的に操作することができます。
楽曲制作やミキシング・マスタリングはもちろん、リアルタイム性が求められるDJプレイでも活躍するモデルです。上述のようにコンパクトなデザインとなっているため、場所を選ばず持ち運んで使用することが可能です。
KORG nanoKONTROL Studio
KORG nanoKEY Studio
今話題のクラウドファンディングにより開発・製品化されたBluetooth対応のワイヤレスMIDIキーボードです。最大駆動10時間かつ超寿命のバッテリーを内蔵しており、場所を選ばずキーボード演奏が可能となっています。ウルトラコンパクトサイズの25鍵モデルとフルサイズの37鍵モデルをラインナップしており、出先でライブパフォーマンスを行うのはもちろん、自室で楽曲制作のために使うのも良いでしょう。
世界初、強力なマグネットを採用した折りたたみタイプのワイヤレスMIDIキーボードです。通常では本体の厚さが10mmとなっており、上部に備えられたボタンを押すと厚さ27mmのMIDIキーボードに早変わりします。
このキーボードは第四世代のiPadのケースとして使用することもでき、基本的にはiOS端末(特にiPad)と組み合わせて使うのが推奨されています。本体にはiPadを設置するのに丁度良い溝が用意されており、そこにはめるように立てかけることで、シンセサイザー的感覚的で使うことができるのです。
鍵盤には赤外線センサーが搭載されており、これによって鍵盤のオン/オフを検知しつつ、鍵盤との距離を計測してベロシティに反映させる仕組みとなっています。さらに鍵盤を押しつける、あるいは擦ることによってアフタータッチが使えるため、ライブパフォーマンスでも活躍することでしょう。
本体には長寿命かつ大容量のモバイルバッテリーを装備しiPadさえあれば場所を選ばず使用できます。レイテンシに関してはまだ改善の余地があるものの、今後のアップデートで細かい点を強化し、よりクオリティの高い製品に進化していくこと間違いありません。
Bluetoothによりワイヤレス接続を可能にした小型モニタースピーカーです。3インチとコンパクトなものの、出力は14W+14Wと見た目から想像も付かない爆音を鳴らすことができます。ワイドな特性を持つウーハーとツイーターの2ウェイ構成と背面に用意されたバスレフポートにより、コンパクトながら低音のモニターも十分可能となっているのが魅力です。
主なターゲットはアパートやマンションに住んでいて大きな音を鳴らせない人、外に持ち出してスマートな楽曲制作およびパフォーマンスを行いたい人となっています。
オーディオインターフェースとスピーカーを接続すると配線がごちゃごちゃしがちになりますが、Bluetoothでワイヤレス接続を行うとデスク周りが驚くほど綺麗になるのもポイント。本体にはRCAピン/ステレオミニ入力端子を装備し、RCA/ホンプラグ変換ケーブルも付属しているため、
有線接続にも対応。初めてのモニタースピーカーを探しているDTM初心者の方にもオススメできる一台です。
TASCUM VL-S3BTを…
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高音質・低レイテンシを実現した画期的な卓上型のマルチエフェクター(ギターアンプシミュレーター)です。Bluetoothによるワイヤレス接続が最大の魅力で、iPad等の端末と組み合わせて場所を選ばずエレキギターおよびエレキベースを楽しむことができます。
本体でも音作りが可能ですが、基本的にはiOS端末上で動作する専用アプリ、AMPLIFi Remote内で音作りを行っていきます。同社が誇るハイクオリティなアンプモデリングおよびエフェクターを使用することができ、キャビネットも複数用意されているので非常に凝った音作りが可能です。
本体もコンパクトであり持ち運びも楽々。アンプが無ければ真価を発揮できなかったエレキギター・エレキベースを、場所を選ばず使用できるのは画期的かつ強力です。端末内で音楽ファイルを再生し、それに合わせて演奏するといったことも可能。様々な場面で活躍する、ありそうでなかった新世代のマルチエフェクターです。
Line6 AMPLIFi FX100
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