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「鍵盤が並んでいるだけ」のシンプルなMIDIキーボードでは物足りない、もっと作業を効率化したい・表現の幅を広げたいという中級者以上のDTMユーザー向けに、多機能・高性能なMIDIキーボードを紹介します。
近年のフラッグシップ機は ポリフォニックアフタータッチ、OLED/カラーディスプレイ、MIDI 2.0対応、付属ソフト音源との深い統合など、シンプルなコントローラーには無い高度な機能を備えており、表現力と制作効率の両方を大きく押し上げてくれます。
デスクスペースが許すなら、こうした上位機の導入を一度検討する価値は十分にあります。
本記事で紹介する4機種を、49鍵モデルでの主要スペックを中心に並べたものが下表です。
各機の方向性が一目で見えるよう、鍵盤・アフタータッチ・コントロール要素・ディスプレイにフォーカスしました。
| モデル | 鍵盤 | アフタータッチ | ノブ/フェーダー/パッド | ディスプレイ |
|---|---|---|---|---|
| KORG Keystage 49 | 49鍵 セミウェイテッド | ポリフォニック(MPE/MIDI 2.0) | 8 / フェーダー&ボタン / — | メインOLED+ノブ毎OLED |
| NI Komplete Kontrol S49 MK3 | 49鍵 Fatarセミウェイテッド | ポリフォニック | 8エンコーダー+4Dエンコーダー / — / — | 1280×480 カラー |
| Novation Launchkey 49 MK4 | 49鍵 セミウェイテッド | パッドのみFSRポリフォニック | 8エンコーダー / 9フェーダー / 16パッド | OLED |
| AKAI MPK249 | 49鍵 セミウェイテッド | チャンネル | 8 / 8 / 16 RGBパッド(各3バンク) | — |

2023年12月発売、世界初のMIDI 2.0対応キーボードコントローラーとして登場した、KORGのフラッグシップMIDIキーボードコントローラー。49鍵モデルと61鍵モデルの2機種を展開しており、本機は49鍵版にあたります。
49鍵のセミウェイテッド鍵盤は ポリフォニックアフタータッチ に対応し、各音ごとに異なるニュアンスを与える MPE 演奏が可能。鍵盤上部にはメインOLEDディスプレイに加え、8つのノブそれぞれに独立したOLEDが搭載されており、いまどのパラメータを動かしているのかが一目で確認できます。
USBクラスコンプライアントでドライバ不要、内蔵オーディオインターフェース(44.1 kHz / 16 bit)も備えるため、最低限のセットアップで本格的な制作環境を構築できます。MIDI 2.0のProperty Exchangeにより、対応ソフト音源との双方向通信にも先行対応した、文字どおり次世代のキーボードコントローラーです。

同社のソフト音源バンドル「KOMPLETE」シリーズと深く統合された、Native Instrumentsのフラッグシップ MIDIキーボード。Fatar社と共同開発したセミウェイテッド鍵盤はポリフォニックアフタータッチ対応で、繊細な演奏ニュアンスを取りこぼさずDAWへ送り込めます。
本機の象徴となるのが、鍵盤上部の 1280×480カラーディスプレイ と、8つのロータリーエンコーダー、そして大型の4Dエンコーダー。鍵盤の上にはRGBのLight Guideが配置され、スケールやコード、ドラム音色のキーマップを視覚的に表示します。USB-C接続でMIDI 2.0にも対応。
付属する「KOMPLETE Select」を中心としたソフト音源バンドルだけでも本格的な制作がスタートできるほか、Komplete Kontrol ソフトウェアを介せば、Kontaktライブラリやサードパーティ製の対応音源も統一インターフェースから操作可能。NI製品ユーザーには圧倒的な親和性を持つ1台です。

2024年発売、Launchkeyシリーズの第4世代。25/37/49/61鍵にMini版を加えた6モデル展開で、本機はその中位サイズに当たります。フェーダーやパッドを多用するDAWユーザーに合わせて作り込まれた、コストパフォーマンスに優れたミッドハイ機です。
49鍵のセミウェイテッド・ウォーターフォール鍵盤に加え、本機の最大の特徴は 16個のFSRパッドがポリフォニックアフタータッチに対応 していること。各パッドが独立したラジアルセンサーを持ち、押下圧力の違いを音色変化として豊かに反映します。8個のエンドレスエンコーダーと9本のフェーダーを備え、DAWミキサーやプラグインを物理コントロールできます。
シリーズ初のOLEDディスプレイを搭載し、Scaleモード/Chordモード/生成アルペジエーター(Generative Arpeggiator)といった作曲支援機能を視認しながら操作可能。Ableton Live、Logic Pro、Cubase、FL Studioなど主要DAWへの統合も強化されています。

AKAI MPKシリーズの中核を担う、伝統的なパッド・ノブ・フェーダー多数搭載型コントローラー。49鍵セミウェイテッド鍵盤(チャンネルアフタータッチ付き)に、AKAIの代名詞ともいえる 16個のRGB MPCスタイルパッド を搭載した、ビートメイカー寄りのプロ仕様機です。
8つのアサイナブルノブ、8つのフェーダー、8つのスイッチをそれぞれ3バンク切替可能で、実質24要素ぶんのコントロールが手元に並びます。MPCパッドは4バンク切替で最大64パッド分のサンプル/ドラム呼び出しに対応。アルペジエーター、トランスポートコントロール、ピッチ/モジュレーションホイールも完備しています。
付属ソフトとしてAbleton Live Lite、MPC Essentials、AIR Music Technology「Hybrid 3」、SONiVOX「Twist」がバンドルされており、購入直後から作曲・打ち込みを進められます。なお61鍵版「MPK261」、25鍵版「MPK225」も同シリーズとして展開中です。
4機種は方向性がそれぞれ大きく異なります。自分の制作スタイルに合わせて選ぶのが正解です。

多機能・高性能MIDIキーボードを…
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