DTM初心者の最初のマイクにおすすめ!BEHRINGER Ultravoice XM8500[記事公開日]2014年11月8日
[最終更新日]2022年03月31日

BEHRINGER Ultravoice XM8500

 ドイツの音響機器メーカーBEHRINGER 。このメーカーの製品は他のメーカーと比べて圧倒的に低価格なことが特徴です。しかし「安かろう・悪かろう」ではなく、場合によっては桁が違う他メーカーの製品と比べても遜色がないほどの製品を世に作り出しています。BEHRINGERのおかげで、それまでなかなか手が出せなかった音響機器を手に入れることがき、活動や創作のフィールドが広がったなんて話はよく耳にします。

 そんなBEHRINGERのマイクといえばこの「Ultravoice XM8500」。他の定番ボーカル用ダイナミックマイクと比べても一桁違うほどの衝撃的価格で販売されており、しかもその性能はそれらの定番マイクと比較しても引けを取りません。

Ultravoice XM8500の特徴

デザインは黒一色で非常にすっきりとした印象を感じます。とてもこの価格とは思えないしっかりとした高級感をもったデザインです。
音質面は定番ボーカル用ダイナミックマイクのSHURE SM58と比べると低音域が太く収音される印象。これは近接効果(音源をマイクに近づける につれて低域が強調される現象)の処理の違いだと思われます。なのでボーカルを収音したい際にはこの点を理解し、適度にローカットをすればふくよかなサウンドが得られます。
ただ、この点を逆手にとってコンガやドラムセットのタムなどの低音域が強い打楽器の収音に使っている場合もあるようです。これは音質のほど良さと、低価格なマイクだけにもし演奏中にマイクを叩いてしまった場合でも、お財布まで叩いてしまうことが少ない事も理由の一つなのかもしれません。

また、このマイクにはショックマウントシステムが搭載されています。この機能によりハンドリングの時のノイズやマイクスタンドから伝わる振動によるノイズの低減が期待できます。さらに、付属品としてプラスチック製のマイクケースが付いてきます。このマイク自体を持ち運ぶときのケースとしても使われることはもちろんのなのですが、SM58も入りますのでSM58用のケースとして使用している方もおられます。

  • 用途:ボーカル、スピーチ、その他打楽器にも!

総評

トークショーやラジオなどで急に何本ものマイクが必要になった時、この価格でしたらその他のマイク1本分で5,6本は購入出来てしまいますし、マイマイクが故障してしまった時の代用品として気軽に購入できる価格のマイクです。しかもその性能はおもちゃではなく、使い方やアイデア次第では十分な結果を残してくれるでしょう。
実験用から実用まで幅広く気軽に楽しめるマイク、それがこの BEHRINGER Ultravoice XM8500 です。

仕様

:周波数応答曲線

周波数応答曲線