DTM初心者向け入門講座

初心者におすすめのオーディオインターフェイス

xlr オーディオインターフェイス:Focusrite Scarlett 2i2

DTMに必要な機材のページでも紹介しましたが、オーディインターフェイスはDAWソフトと並び、パソコンでエレキギターやアコースティックギター・ボーカルや生楽器を録音するなどの「音楽制作」に必要不可欠な機材です。本来はDAWソフトとオーディオインターフェイスは個別に用意する必要があるものですが、近年ではほとんどのオーディオインターフェイスにDAWソフトが付属するため、DTMをするのに最初に用意するべきものは、実質的にオーディオインターフェイスだと言えるでしょう。

ところがオーディオインターフェイスを選ぶにあたってはいくつかの専門知識が必要になり、またたくさんのメーカーから多数の製品がリリースされているため、どの製品を選ぶべきかを判断するのは大変難しい事です。そこでこのページでは、DTM初心者が初めてオーディオインターフェイスを選ぶ際に注意しておきたいポイント・用途別に合わせたオススメのオーディオインターフェイスを紹介します。

オーディオインターフェイスとは?

上:PreSonus Studio 2|6、下:PreSonus Studio 18|24
モデルやグレードによって大きさも様々だ

オーディオインターフェイス (オーディオI/F、オーディオI/O)は、コンピューターでサウンドを入出力するための機器です。大きさはUSBハードディスク程度のものから1Uラックサイズのものまで様々で、サイズが大きくなるのと比例して性能も上がるのがほとんどです。
パソコン本体にもヘッドフォン端子が備わっているのでリスニングができたり音声を入力することもできたりしますが、ギターやボーカルを録音する時に繋ぐ専用のケーブル端子を装備しているわけではなく、また録音性能自体も優れているわけではないので、パソコン単体では音楽制作ができるほど高性能ではありません。

オーディオインターフェイスは、ボーカルマイクを繋ぐことができるXLR端子、ギターケーブルを繋ぐ標準ジャック(TRSフォン)、モニターを繋ぐ音声出力端子などを装備しています。オーディオインターフェイスを使って録音することでレコーディングの際のノイズは圧倒的に抑えられ、レイテンシー(※1)は限りなく抑えられ、快適で高音質なレコーディングが可能になります。またギターやベースのインピーダンスに最適なHI-Z入力端子、高音質での録音が可能なコンデンサーマイクを使うためのファンタム電源(※2)、マイクの微弱な信号を増幅させる「マイクプリアンプ(※3)」などを搭載しているため、美しく高音質でのレコーディングが可能になるのです。

※1 レイテンシーって何?

オーディオインターフェイスは、ギターやボーカルマイクから入力されてくるアナログ信号を、パソコンで扱うことのできるデジタル信号に内部で変換します。DTMの世界では、この変換処理の際に生じる遅れ・時間のズレをレイテンシーと言います。オーディオインターフェイスに繋いだボーカルマイクやギターで音を鳴らしてから、パソコンから(モニターやヘッドフォンを介して)聞こえてくる音のコンマ何秒のズレ・音の遅延のことです。オーディオインターフェイスの性能が上がるにつれ、レイテンシーの値はゼロに近づきます。

※2 ファンタム電源とは?

ファンタム電源は、コンデンサーマイクを動作させるのに必要な電源です。多くのミキサーやオーディオインターフェイスに備わっているもので、一般的に48Vの電源です。多くのオーディオインターフェイスで、「+48V」と書かれたボタンをONにするとコンデンサーマイクの使用が可能になります。

※3 マイクプリアンプとは?

マイクプリアンプは、マイクから入力された音を増幅しながらクリアな音質にする装置で、音質の良いレコーディングのためには欠かせない機材です。市販されているオーディオインターフェイスの多くは、すでにマイクプリアンプが内臓されているので、マイクプリアンプ内臓のオーディオインターフェイスを持っていれば、独立したマイクプリアンプはなくても、高音質レコーディングが可能です。
このマイクプリアンプがマイクレコーディングでの音質に影響します。更に自分の楽曲制作システムを良くしたい場合、より高性能なマイクプリアンプのアウトボードをつかうことでよりクリアな音質を得ることができます。

オーディオインターフェイスの選び方

記事後方でおすすめモデルを紹介していますが、その前にまず、オーディオインターフェイスを選ぶにあたってどのようなポイントに着目していけばよいかを、順番に解説していきます。

1) 入出力端子を確認する

ギターやベースを録音したい/ボーカルを録音したい/マイクを2本使って録音したいなど、人によって用途は様々です。自分がやりたい事ができるかどうか、オーディオインターフェイスを選ぶ時は、まず入出力端子の数を確認してみましょう。カタログには2in/2out、4in/4outなどと表記されています。「in:入力端子」「out:出力端子」ですので、この場合は

  • 2in/2out:2つの入力端子を装備/2つの出力端子を装備
  • 4in/4out:4つの入力端子を装備/4つの出力端子を装備

ということなります。
モデルによってはS/PDIFなどの”デジタル入出力端子も含めた数”を記載しているので、ギターやマイクを何本繋ぐことができるか知りたい場合は「アナログ入出力」に着目して下さい。しかしアナログのみの入出力が記載されていない場合もありますので、製品のフロントパネル/リアパネルを確認し、自分で判断する力も必要です。

接続端子を自分で調べてみよう

Roland QUAD-CAPTURE Roland QUAD-CAPTURE

では、Rolandから2011年に発売された「QUAD-CAPTURE」を見てみましょう。こちらの製品は公式カタログ4in/4outと記載されています。フロントパネルに標準フォーン/XLRどちらにも対応するINPUTを2系統装備、どちらもマイクプリアンプを搭載し、うち一つがHI-Z入力に対応しています。ギターやベースの録音に対応、マイクを使ってアコースティックギターやボーカルの録音に対応、2つの楽器の同時録音にも対応しています。リアパネルにはモニター出力に適したTRS標準フォーンタイプのステレオ・アウト端子を装備。アナログ入手力は「2in/2out」であることがわかります。
この他コアキシャルのデジタル入出力、MIDI入出力を装備し、全体で「4in/4out」となっているわけです。

アナログ入力端子の種類

アナログ入力端子

入力端子は、主に上画像の3タイプが存在します。

  • ①XLR:主にマイクの接続に使う
  • ②標準フォーン:主にエレキギターやベースの接続に使う
  • ③コンボジャック:XLR、標準フォーンどちらのケーブルも接続できる端子

エレキギターやエレキベースなど、インピーダンスの高い楽器は専用のHI-Z入力端子に繋ぎます。ギターやベースを録音したいという人は、HI-Z入力端子が搭載されているか予め確認することが重要です。

マイクには大きく分けてダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。ダイナミックマイクは簡単に接続して使用することができ、丈夫で、コンデンサーマイクより手頃な価格で手にいれることができます。コンデンサーマイクはダイナミックマイクよりも高価で、デリケートなため取り扱いや保管に注意が必要ですが、よりクリアで微細な音まで録音することができます。またコンデンサーマイクを使用するにはファンタム電源が必要となりますので、コンデンサーマイクを使って録音したいという人は、ファンタム電源が搭載されているか予め確認することが重要です。

出力端子の種類

tanshi

アナログ音声出力用のケーブルは、主に

  • 標準フォーン端子
  • 赤と白で左右LRの別れているRCA端子

の2種類があります。どちらか一方しかついていない場合も多いので、事前に自宅のモニター端子を確認して、必要な端子を搭載したオーディオインターフェイスを手に入れましょう。

ヘッドフォン出力

ヘッドフォンは音が出しにくい夜間などのリスニングに便利ですが、ボーカルやギターを録音する時のモニタリングの際にも重要です。標準フォーン端子、ミニプラグ端子のどちらかが採用されるケースがほとんどです。こちらも自分が持っているヘッドフォンを繋ぐことができるか確認が必要ですが、ミニプラグを標準フォーンに変換するコネクターも安価で手に入るので、そこまで心配は要りません。

2) パソコンとの接続端子を確認する

パソコンとオーディオインターフェイスを繋ぐケーブルは、主にUSB、Firewire、Thunderboltという3種類の規格が存在します。Firewireは2010年以降はあまり見られなくなった規格ですので、実質USB/Thunderboltのどちらか、ということになります。
オーディオインターフェイスにもUSB、Thunderboltのどちらか接続方法が明記されています。USB端子を装備していないというパソコンは皆無ですが、Thunderbolt端子を搭載していないパソコンでThunderbolt対応のオーディオインターフェイスは使えませんので、パソコンとオーディオインターフェイス、双方の接続端子を確認しておくことが重要です。

USB接続

USB接続

多くのオーディオインターフェイスがUSB方式を採用し、またほとんどのパソコンにUSB端子は装備するので安心です。自分のパソコンのUSBは「1.0」「2.0」「3.0」「3.1」など、どのヴァージョンなのか確認しておきましょう。例えばパソコンが「USB2.0」対応であるなら、オーディオインターフェースが「USB3.0」に対応していたとしても、2.0の転送速度でしかデータのやり取りが出来ません。

Firewire接続

Firewire接続

FireWireはIEEE 1394規格の別称です。IEEE 1394規格はApple社が開発を始めた転送方式で、FireWireはその開発コードネームでした。USB接続に比べて高性能と言われるFirewire接続ですが、最近のMacパソコンには搭載されなくなった端子です。

Thunderbolt接続

Thunderbolt接続

FireWire 800の12倍、USB 2.0の20倍の速さがあると言われている次世代規格。Intel社 と Apple社 が共同開発したコンピュータに周辺機器を接続するためのシリアルバス規格です。ハイエンドモデルのオーディオインターフェイスに採用されることが多くなっています。

USB1.1 USB2.0 USB3.0 USB3.1 Thunderbolt Thunderbolt2 Thunderbolt3
最大転送速度 12 Mbit/s 480 Mbit/s 5 Gbit/s 10 Gb/s 10 Gb/s 20 Gbp/s 40 Gbp/s

表:理論上の最大転送速度

3) 音質の確認する(量子化ビット数とサンプリングレート)

オーディオインターフェイスの性能を表す重要な指標が、「量子化ビット数」「サンプリングレート」という2つの要素です。

量子化ビット数(サンプリングビット数)は、鳴った音が時間的流れの中で変化していくのを、どれだけ高い精度で再現できるかを示す値で、単位はbit(ビット)で表示されます。
サンプリングレート(サンプリング周波数)は、ある瞬間に鳴った音をどれだけ細かい精度で再現できるかを示す値で、単位はHz(ヘルツ)で表示されます。

「24bit/96kHz」などと表記され、両方ともより値の大きい方が繊細でクリアな音質が得られます。

clear

DTM君「通常のCDの音質は【16bit/44.1kHz】です。現在では初心者向けのオーディオインターフェイスでも【24bit/192kHz】でのレコーディングに対応するモデルが発売されていて、実質的にCD音質以上の高品質なサウンドでの録音が可能となっているわけです。」

4) 付属ソフトウェアも確認しておく

近年のオーディオインターフェイスには Daw ソフトが付属しているモデルが多数登場しています。これから音楽制作をはじめようと思っている人は、Dawソフトから購入するよりも Daw ソフトが付属しているオーディオインターフェイスを用意するといいかもしれませんね。今日では入門モデルのオーディオインターフェイスのほとんどで、有名DAWソフトウェアのエントリーモデルが付属されるようになってきました。

DTMに必要なアイテムがセットになった「DTMスターターセット」

dtm-starter-setDTMスターターセット:PRESONUS AudioBox iTwo STUDIO

オーディオインターフェイスとDawソフトのセットだけでなく、コンデンサーマイクやヘッドフォンなどDTMに必要なアイテム一式がパッケージになった「スターターセット」も存在します。全てのアイテムを単体で購入するよりもコストが抑えられるので、初めからマイクやヘッドフォンを用意したいという人はセットをチェックしてみましょう。スターターセットのランナップは以下のページで確認することができます。
これから音楽制作を始めるのに最適なDTMスターター・セット:8選

5) iPhone/iPadと接続可能か

Steinberg UR12

iPhone/iPadアプリを使っての楽曲制作が活発になってきたことを受けて、2013年頃からは、Windows/MacといったパソコンだけでなくiPhone/iPadなどのiOSデバイスに接続することもできるオーディオインターフェイスが登場するようになってきました。自宅での音楽制作を考えている人にとって特に関係のないことと言えそうですが、モバイル環境でのレコーディングが出来ることは大きなメリットとなりますので、確認しておいてもいいでしょう。

初心者におすすめ、1万円前後のオーディオインターフェイス

1万円前後とDTM初心者にも手が届く価格ながら、実践に十分対応できるオーディオインターフェイスを紹介します。まずはピックアップした各モデルの仕様を比較してみましょう。

steinberg UR12 Steinberg UR22mkII TASCAM US-1×2 TASCAM US-2×2 ZOOM U-22 ZOOM U-24 BEHRINGER UM2 M-Audio M-TRACK 2×2
入出力 2in/2out 2in/2out 2in/2out 2in/2out 2in/2out 2in/4out 2in/2out 2in/2out
OUTPUT RCA 1/4″ TRS RCA 1/4″ TRS RCA RCA、1/4″ TRS RCA 1/4” TRS
マイクプリアンプ D-Pre D-Pre x2 Ultra-HDD Ultra-HDD x2 1基 2基 XENYX クリスタル・プリアンプ
音質 24bit/192kHz 24bit/192kHz 24bit/96kHz 24bit/96kHz 24bit/96kHz 24bit/96kHz 48kHz 24bit/192kHz
MIDI X X X X
iOS X
付属ソフト CUBASE AI Cubase AI、Cubasis LE(アプリ) SONAR X3 LE SONAR X3 LE、Cubase LE 8 Ableton Live 9 Lite Ableton Live 9 Lite Tracktion Cubase LE、AIR Music Technology製プラグイン
価格
2018/9時点
¥ 8,553 ¥ 13,111 ¥ 8,942 ¥ 12,420 ¥ 7,506 ¥ 12,096 ¥ 3,542 ¥ 10,800

表:オーディオインターフェイス入門機種の比較

入門モデルは全機種でUSB接続、ギター/マイクを繋いでの録音に対応しています。またほとんどの機種で有名Dawソフトの下位版が付属するので、購入してすぐに音楽制作ができます。
入出力にもほとんど差がありません。唯一2in/4outとなっている「ZOOM U-24」はDJによるライブパフォーマンスにも適したモデルです。

オーディオクオリティは24bit/192kHzの「Steinberg UR12」「Steinberg UR22mkII」「M-Audio M-TRACK 2×2」に軍配が上がります。音質重視の人はこの3モデルがいいかもしれません。
MIDI端子の有無、アウトプット端子(RCA or 1/4″)は各モデルで異なります。MIDI楽器を使いたい人はMIDI端子が付いているモデルを、アウトプットについては自宅のモニタースピーカーの接続端子を確認しておきましょう。
BEHRINGER UM2」は音質面にやや不安があるものの価格面では圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。「TASCAM US-1×2」「ZOOM U-22」も手に入れやすいモデルと言えそうです。

Steinberg UR12、UR22mkII

steinberg UR12 steinberg UR12

世界的シェアを持つ DAW である Cubase の開発メーカーである Steinberg はヤマハグループになってから10年立ちますが、その独自性を維持し続け、DTM界にしっかりとした存在感を維持し続けているブランドです。

UR12」は、URシリーズの最下位に位置づけられた製品でありながらも上位機種「UR28M」「UR824」を超えるスペックで、24bit/192kHz対応、YAMAHAのClass-A ディスクリートマイクプリアンプ D-PREを2基装備、1万円前後の価格帯など、このクラスで驚くほどハイスペックかつコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。
USB バスパワーで駆動するので、パソコンに接続するだけで使用できます。HI-Z 入力、+48V ファンタム電源、MIDIの入出力にも対応しているので、コンデンサーマイク、エレキギターやエレキベース、MIDI機器との接続もUR12だけでOKです。またDawソフト「Cubase AI」のダウンロード版も付属されており、買ったその日から音楽制作が楽しめます。

UR22mkII」は、UR22とほぼ同様の基本スペックに加えてmicroUSB端子からの電源供給を可能にしたモデル。さらにインターネット配信に便利なループバック機能を搭載し、様々な場面で活躍します。

両モデル共に初めてのオーディオインターフェイスにピッタリであり、高音質でのレコーディングも可能です。

steinberg UR12 – Supernice!DTM
steinberg UR22mkII – Supernice!DTM

TASCAM US-1×2、US-2×2

TASCAM US-1×2 TASCAM US-2×2

ティアックのTASCAMブランドは数多くのオーディオインターフェイスのラインナップを揃えています。USシリーズ「US-1×2」「US-2×2」「US-4×4」は特にDTM初心者にターゲットを絞り込んでおり、その中でも特に「US-1×2」は最もシンプルかつコンパクト、2in/2out の「US-2×2」は分かりやすさ、使いやすさにウェイトをおいて作られています。

オーディオインターフェイスのメインであるマイク周りは、独自のマイクプリアンプを設計・製造しており。ノイズの少なさを示す EIN は -125dBu を達成しています。Apple純正のLightning-USBカメラアダプタを用意すれば、iPhone/iPad用オーディオインターフェースとして利用可能です。

付属DAWソフトとして「US-1×2」では SONAR X3 LE、「US-2×2」にはこれに加えて Live 9 Lite がついてきます。バンド等の各楽器のレコーディングが主体の音楽制作では SONER を使用し、クラブや EDM 的な音楽制作では Live を使用してみて、自分にあったDAWの使い方を試してみる機会という点でも良い選択かも知れません。

TASCAM US-1×2 – Supernice!DTM
TASCAM US-2×2 – Supernice!DTM

ZOOM U-22、 U-24

ZOOM U-22 ZOOM U-24

ZOOM社のUSBモバイル・オーディオインターフェイス。手のひらサイズの「U-22」は、ボーカルレコーディングやリスニング用インターフェイス、ライブパフォーマンス時に適したモデル。持ち運びに便利なのが魅力です。一方の「U-24」は2系統のステレオ出力(RCA、1/4″)を装備している点、iPhone/iPadなどのiOSデバイスを使ったレコーディングにも対応できるのがアドバンテージとなっています。

今回紹介した2機種の他にも、U-24の機能に加えて外部機器を接続してフィールドレコーディングができる「U-44」、Thunderbolt接続の「TAC-2」「TAC-2R」、USB 3.0に対応した「UAC-2」など、ZOOMからは複数のエントリーモデルが用意されているので、予算がある人はそちらもチェックしてみるといいかもしれません。

ZOOM U-22 – Supernice!DTM
ZOOM U-24 – Supernice!DTM
ZOOMのオーディオインターフェイス一覧 – Supernice!DTM

BEHRINGER UM2

BEHRINGER UM2

1989年にドイツのウィリッヒで、ユーリ・ベリンガーによって設立された、音響機器の老舗 Behringer社からは、コンパクトでシンプルなオーディオ・インターフェース U-PHORIA (UMC) シリーズが4機種ラインナップされています。U-PHORIA (UMC) シリーズは、MIDAS社のマイク・プリアンプを搭載しており、クリアなボーカルレコーディングに適しているなど、シンプルで使いやすく多様なニーズに対応できるスタンダードなモデルのオーディオインターフェースとなっています。

その中でも「UM2」は最もコンパクトなモデルであり、2in/2outで、パソコンへはUSB接続となっています。ファンタム電源+48Vも備えて、マイクや各楽器への入出力はフォーン端子とXLR端子の併用のコンボジャックとギターやベースなどを直接接続することができる INSTRUMENT INPUT 端子を装備しています。USBバスパワー駆動なのでモバイルな用途にもフィットします。ダイレクトモニターも全面についたスイッチで切り替えが簡単に可能です。ギターをレコーディングするとき、オーディオインターフェイスからパソコンに送った音をスピーカーに送って鳴らすと、どうしても遅延(レイテンシー)が発生してしまいますが、ダイレクトモニタースイッチによってこのレイテンシーを軽減することができます。

BEHRINGER UM2 – Supernice!DTM

M-TRACK 2×2

M-TRACK 2×2

高品位ミュージック・ギアを提供するM-Audio、M-TRACKシリーズは同社のオーディオインターフェイスを代表するモデルで、古くからこの名前で製品をリリースしてきました。2016年に登場した最新モデルでは、USB3.0の約2倍のデータ転送速度を誇る「USB Type-C」を採用、リーズナブルながらスタジオ品質の録音が可能なモデルへと進化しました。

M-TRACKシリーズとしては5機種がラインナップされていますが、中でもDTM初心者に適しているのが「M-TRACK 2×2」です。24bit/192kHz、高品位マイクプリアンプ、ゼロ・レイテンシー・モニタリング、豪華なプラグインバンドルが付属しながらも1万円前後と、高品位なレコーディングが可能にもかかわらず大変手に入れやすいのが魅力です。MIDI楽器を演奏するという人は、M-TRACK 2×2の機能にMIDI入出力を搭載した「M-TRACK 2x2M」をチェックするといいでしょう。

M-Audio M-TRACKシリーズ – Supernice!DTM

15,000〜30,000円までのオーディオインターフェイス

基本性能は入門機種とそこまで変わらないけれど、機能面でプラスアルファが追加されているモデルをピックアップしてみました。

Native Instruments KOMPLETE AUDIO 6

Native Instruments KOMPLETE AUDIO 6

2011年登場とやや古いものの、6in/6out(アナログ4in/4out)の豊富な入出力端子、24bit/96kHzと最高クオリティには及ばないものの音質評価は高く、洗練されたルックスに安定した動作と高い耐久性によって高い人気を誇るのが、Native InstrumentsのUSB3.0オーディオインターフェイス「KOMPLETE AUDIO 6」です。
デジタル入出力の搭載、モニター2系統に出力対応、そしてDAWソフトを含む豊富なソフトウェアが付属するのも大きな特徴で、上述のおすすめモデル同様、購入してすぐに音楽制作が始められます。Windows 7、Mac OS X 10.7など、古いOSでも動作するので、手持ちの古いパソコンにつなげるというのもいいでしょう。

Native Instruments KOMPLETE AUDIO 6 – Supernice!DTM

Steinberg UR242

Steinberg UR242

2015年3月に登場した「UR242」は、ページ上部で紹介したSteinbergのオーディオインターフェイス「UR」シリーズのミドルグレード・モデル。URシリーズの特徴であるiOSデバイスの対応やDAWソフト「Cubase AI」付属、24bit/192kHzの最高音質はもちろん、本モデルではアナログ入出力が4in/2outになりステレオ・ライン入力にも対応。その他MIDI IN/OUT搭載、大音量入力を抑えるPAD機能、DSPエフェクト内蔵、ストリーミング配信に便利なループバック機能を搭載するなど、下位モデルに比べて機能面でパワーアップしています。

Steinberg UR242 – Supernice!DTM

Roland Rubixシリーズ

Roland Rubix24 Roland Rubix24

2017年7月に登場したRoland「Rubix」シリーズは、ローランドがこれまでリリースしてきた「UA」シリーズを継承する新シリーズで、24bit/192kHz対応、iPhone/iPadなどのiOSデバイスとの接続に対応、MIDI端子装備、コンプレッサー/リミッター・エフェクトを搭載、DAWソフトAbleton Live Lite付属、ループバック機能を搭載するなどの特徴を持っています。ラインナップは

  • 2in/2out「Rubix22」(ループバック機能、コンプレッサー/リミッターなし)
  • 2in/4out「Rubix24」
  • 4in/4out「Rubix44」

の3機種が用意されています。「Rubix24」以降のモデルからはループバック機能とコンプレッサー/リミッターを搭載するなど充実し、しかもヘッドフォンはソース選択の切替が可能なため、バンドライブ時の「同期」が比較的簡単にできるというのが大きな魅力となっています。

Roland Rubixシリーズ – Supernice!DTM

最高級NEVEのトランスを内蔵「Steinberg UR-RT2」

Steinberg UR-RT2

2018年4月に登場したSteinberg URシリーズの最新モデル「UR-RT2」は、エンジニアなら必ず知っているRupert Neve Designsのトランスフォーマーを2つの入力端子に搭載し、比較的安価ながらプレミアムクラスの録音品質を実現した、4in/2outのUSBオーディオインターフェイスです。Windows/Mac/iOSに対応、内蔵DSPによるエフェクトの掛け録りも可能で、スタジオクオリティの録音が可能となります。

Steinberg UR-RT2 – Supernice!DTM

初心者でも最高音質でレコーディング「Universal Audio Arrow」

Universal Audio Arrow

2018年1月に登場した Universal Audio の2in/4outオーディオインターフェイス「Arrow」は、録音機材メーカーとして高い評価を集めるUniversal Audioのハイエンド・オーディオインターフェイス「Apollo Twin」シリーズと同等のAD/DAコンバーターを搭載し、業界初となるThunderbolt 3 対応などプロ品質の高品位なレコーディングが可能なモデルです。
定評あるUniversal Audioのインターフェイスの中では最も安価ですが、販売価格は62,640円(2018/9時点)と入門機種に比べると驚くほど高価に思えますが、それでもハイエンドモデルに比べると割安という位置付けの製品です。DTMの知識はあまりないけれど録音品質には一切の妥協を許さないというストイックなユーザーにおすすめのモデルです。

Universal Audio Arrow – Supernice!DTM

その他、用途別に適したモデル

ここまでDTM初心者向けのモデルを紹介してきましたが、ここからはハイエンド・モデルや、より用途別に特化した特徴あるモデルについて紹介していきます。

iPhone/iPad用オーディオインターフェイス一覧

iPhone/iPad用オーディオインターフェイス

iPhone/iPadから多数のDawアプリがリリースされるようになり、iPhoneのような小さなデバイスでも本格的にDTMができるようになってきました。それらのDawアプリを使って本格的にDTMするのを手助けしてくれるのがiPhone/iPad用オーディオインターフェイスです。
iOSデバイスのサイズ感に合わせた手のひらサイズの小型のものから、手軽に持ち出せるモデル、上述したようにパソコン用と併用できるモデルなど、様々な機種が登場しています。
iPhone/iPad用オーディオインターフェイス一覧

ハイエンド・オーディオインターフェイス

ハイエンド・オーディオインターフェイス

ある程度DTMを使いこなせる、自宅でもスタジオクオリティのレコーディングを手軽にしたいという中級者向けのオーディオインターフェイス。
トラック数やソフト音源を使えば使うほど、クリッピングノイズやレイテンシー(音の遅延)が発生しやすくなりますが、高品質なインターフェイスを導入することでこれらを防ぐことができます。
ワンランク上のサウンドを手に入れよう!ハイエンドオーディオインターフェイス特集

20万円以上のプレミアムなオーディオインターフェイス

プレミアムなオーディオインターフェイス

プロエンジニアがプライベートスタジオに持ち運びできるような高品質なオーディオインターフェイスが登場するようになりました。24bit/192kHz とクラス最高の音質を実現しているのは当たり前、ハイスペックなマイクプリアンプやAD/DAコンバーターを搭載した、20万以上の「プレミアム」オーディオインターフェイスを紹介します。
20万円以上のプレミアムなオーディオインターフェイス特集

ドラムレコーディング対応のオーディオインターフェイス

ドラムレコーディング対応のオーディオインターフェイス

自分達である程度クオリティの高いドラムレコーディングをしたい人向けのオーディオインターフェイスについて。チャンネル数が多いモデルがドラムレコーディングの勝者となります。バンドメンバーで本格的にレコーディングしたい人向け。
ドラムレコーディング対応のオーディオインターフェイス

DJ用オーディオインターフェイス

DJ用オーディオインターフェイス

DJ用オーディオインターフェイスでは「ヘッドフォンから聴こえる音をいかに高音質にするか」ということを考えて設計されているので、ヘッドフォンを使って高音質でリスニング・ミックス・トラック制作を行いたいDJには必需品なのです。
DJ用オーディオインターフェイス

ミキサー型オーディオインターフェイス一覧

ミキサー型オーディオインターフェイス一覧

ミキサー型は品質を求めると高くなり大きくなり、安いものを使うくらいならミキサー型ではない通常のモデルを購入したほうが、高いクオリティのものを手に入れることができます。楽曲制作の現場で使うというよりかは、放送の現場で使うインターフェイスと言えます。
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