DTM初心者向け入門講座

おすすめのギターアンプシミュレーター・ソフトウェア

BITWIG STUDIO

「自宅で本格的なギターサウンドをレコーディングしたい」と思ったことはありませんか?ギターのレコーディングといえばアンプの前にマイクを立てて集音する「マイク録り」が一般的ですが、日本ではその環境整えるのが難しく、殆どのミュージシャンが「アンプシミュレーター」を使ってレコーディングを行っています。

バンドでの本格的なスタジオレコーディングのやり方 – エレキギター博士

アンプシミュレーターは大きく分けて2種類、「ソフトウェアタイプ」と「ハードウェアタイプ」があります。前者はパソコン上で動作するタイプで、専用のインターフェース内にあるアンプやエフェクターのツマミを操作したり、マイクの位置を自由に決めて音作りをすることが可能です。

一方、後者はLINE6社「PODシリーズ」を代表とする実機モデルのアンプシミュレーターで、本体に搭載されているコントロールを操作して音作りを行います。ここではソフトウェアタイプのシミュレーターを取り上げていきます。

ソフトウェアタイプのアンプシミュレーターを導入するメリット

レコーディング後でもセッティングを変更できる

ソフトウェアタイプ最大のメリットといえば、レコーディング後でもアンプやエフェクターのセッティングを変更できる点です。ハードウェアタイプのシミュレーターを用いてレコーディングした場合、エフェクトを通した状態で録音されるため、後々セッティングを調整することができません。

「このリフはディストーションじゃなくてクランチの方が良いかも…」という場合、インターフェース内にあるアンプのGainを下げるだけで簡単に実現します。一々録り直す手間が無くなるため、ハードウェアタイプよりも効率的に制作することができます。

グラフィカルに表示されるため直感的な音作りができる

ソフトウェアタイプはインターフェース内にあるアンプをマウスで操作して音作りを行います。その際、シミュレートしているアンプのツマミ一つ一つや、アンプとマイクとの距離感などをグラフィカルに表示するため、より直感的な音作りを可能とします

例えば、ハードウェアタイプは実機を直接操作して音作りできる反面、本体に搭載されている小型モニターを見ながらの操作になるため、パラメータによってはわかりにくいことが多々あります。

特にアンプとマイクの距離感はパラメータの一種として数値で表されることが多く、マイクの位置がどこにあるのか、どれほど離れているのか、それを正確に把握するのが難しいです。

ソフトウェアタイプなら3Dグラフィックを用いて表示するため位置と距離感がとてもわかりやすく、アンプやキャビネット、マイクも実機に似たデザインでモデリングされているため、何の機材をチョイスしているか一目でわかるのもポイントです。

ハイクオリティなメーカー公認モデリング

IK Multimedia社の「Amplitubeシリーズ」はソフトウェアタイプの定番シミュレーターですが、このソフトウェアには「メーカー公認モデリング」も収録されており、デザインはもちろん、出音も実機さながらのクオリティを誇ります。

「シミュレーターは音が悪い」と考えているギタリストが多いのは事実ですが、最近はモデリング技術の進歩により、各社が驚くほど完成度の高いアンプモデリングを開発し、提供しています。

オススメのプラグインアンプシミュレーター

Positive Grid BIAS Amp Desktop

元々はiPhone/iPadなどiOSギターアンプ・シミュレーター・アプリとして登場した「BIAS」でしたが、非常に高い人気を博したことからパソコン版としてリリースされたのが本ソフトウェアです。BIASの魅力はエフェクトを排しアンプサウンドの作り込みに特化している点です。真空管/真空管バイアス/プリアンプ/トランス/トーン・スタック/キャビネット/集音マイクなど、アンプの挙動に関するほぼ全てのパラメータを自分好みにカスタマイズ、非常にマニアックなところまで拘り抜いた音作りが可能です。

36種類のアンプモデルを搭載、他社製アンプ・プラグインとは一線を画すクオリティ二よって、クリーントーンの煌びやかさはもちろん、他プラグインではリアルな再現が難しいハイゲイン・サウンドも頼れる音色となっています。

Positive Grid BIAS Amp Desktop – Supernice!DTM

IK Multimedia AmpliTube 4

Amplitube

プラグインアンプシミュレーターの定番といえばIK Multimedia社のAmpliTubeシリーズです。バージョン3から一気に評価が高まり、2015年末により洗練されたバージョンアップ4がリリースされ大きな話題となりました。

操作性、モデリングのクオリティ、販売価格、どれも優秀な部類に入り、現代の宅録ギタリストには欠かせないアイテムだと言っても過言ではないでしょう。導入の敷居も低いため、初心者の方にもオススメです。

本ソフトウェア最大の特徴は上述にもありますが各モデリングのクオリティの高さに尽きます。ソフトウェアタイプのシミュレーターは各社から様々な製品が販売されていますが、本ソフトが持つサウンドクオリティは数ある中でもトップクラスです。

特にドライブサウンドは本物の真空管アンプを鳴らしているかのような、ウォームで倍音豊かな音色に仕上がっており、デジタル特有のジャリっとした高音成分を感じさせません。

また、本ソフトにはメーカー公認のアンプモデリングが多数用意されており、FenderからOrange、MESA Boogie、SoldanoやENGLまで、有名メーカーが公式に認めたモデリングを提供しています。メーカーが認めているだけであって一つ一つの完成度が非常に高く、実機と謙遜の無いサウンドがアマチュアはもちろん、プロからも強く支持されています。


ここまで表現できればまったく問題なし、と思わせる歪みですね。

ちなみに、本ソフトはCustom Shopと呼ばれる同社が提供しているソフトウェア内でアンプモデリングを拡張することができます。例えば、FenderのTwin Reverbのモデリングが欲しい場合、通常ならFenderのアンプモデリングが多数収録されているバンドルを購入しなければなりませんが、Custom Shopを使えばTwin Reverbだけ選択し、購入することができます。

個別にモデリングは購入できるのはとても経済的であり、本当に欲しいサウンドだけを手に入れられる点はミュージシャンにとって嬉しい限りです。制限時間こそありますが、モデリングのデモも用意されているため、自分が欲しいサウンドを探して色々試してみると良いでしょう。

Amplitube MAX – Supernice!DTM

Native Instruments Guitar Rig 5

“Guitarig”

大容量マルチ音源のKOMPLETEでお馴染み、Native Instruments社が手がけるアンプシミュレーターです。上記のAmpliTubeと肩を並べる存在で、バージョン5まで開発された歴史あるソフトウェアとなります。

インターフェースに特徴があり、画面左側がアンプやエフェクターを選択するコンポーネント、右側がラックシステムをモチーフにした画面となっています。エフェクトは上から下にかけて順番に適用されるので視認性も良好です。

また、本ソフトには膨大な数のプリセットが収録されており、音作りが苦手という初心者の方に優しい設計になっています。

Native Instruments KOMPLETE 10 – Supernice!DTM

Universal Audio UAD-2

“Uad2”

コンプレッサーやインターフェースなど、プロユースのハイエンドモデルを多数手がけるUniversal Audio社のアンプシミュレーターです。導入には同社のUAD-2 アクセレーターと呼ばれるPCIeカードとMacパソコンが必要になります。

収録されているモデリング数は少ないものの、一つ一つのクオリティが非常に高く、実機と謙遜の無い仕上がりとなっています。特にMarshallのSuper LeadをモデリングしたMarshall Plexi Super Lead 1959は驚異の完成度で、アンプに強いこだわりを持つプロギタリストも唸らせるほどです。Macパソコンでしか動作しない他、値段も決して安いとは言えませんが、最高峰のシミュレーターを使いたい方は一度試してみてはいかがでしょうか。

Universal Audio社のオーディオインターフェイスと組み合わせて使うのがオススメです。

Universal Audio のオーディオインターフェイス一覧 – Supernice!DTM

Line6 POD Farm

“POD”

ハードウェアアンプシミュレーターの定番であるLine6社のPODシリーズ。そのプラグイン版となるのがPOD Farmです。プラグインではあるものの、ハードウェア特有のアナログ感を絶妙に再現しており、暖かく丸いサウンドが特徴です。

アンプやエフェクターはもちろん、有名ビンテージマイクプリアンプのモデリングも内蔵しており、ギターのみならずボーカルに使えるのも魅力です。使い勝手の良さは随一のアンプシミュレーターと言えるでしょう。

Waves GTR 3

“Gtr3”

プラグインエフェクトメーカーの大手、Waves社のアンプシミュレーターです。エレキギター分野でお馴染み、PRSことポール・リード・スミスの代表と共同開発したことで知られており、Waves社のプラグインバンドルであるGoldおよびPlutinum、あるいはそれ以上のバンドルに収録されています。

洋楽の名盤で耳にするような太く暖かいサウンドが特徴で、アンプのみならずエフェクト群も豊富です。


ギター博士の練習曲〜初心者編〜「#1 寝坊したっ?!」
動画のトラックのギターサウンドは、全て GTR3 のアンプ・シミュレーターを使って作られている

単体よりもバンドルで購入した方がお得なので、ミキシング・マスタリングも並行で取り組んでいる方はそちらを選ぶことをオススメします。

WAVES Gold WAVES Platinum

WAVES Gold – Supernice!DTM
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