リズムトラックの質を高める!サンプル音源販売サイト Loopmasters の使い方[記事公開日]2022年1月22日
[最終更新日]2022年03月31日

音楽を制作にするにあたって最も重要となる「リズム」簡単なリズムパターンであればDAW付属の音源でも良いと思いますが、付属音源で満足できるのは初心者の間だけ。技術や経験が増えていくうちに、クオリティや音質にこだわりが出てくることでしょう。しかし、自分でリズムパターンを毎回作るのは時間と労力がかかるし、DAW付属の音源ではどうしても限界があります。

そこで今回オススメしたいのが「Loopmasters」という海外の有名なウェブサイト。サイト自体が英語表記なので利用を躊躇される方もいると思いますが、決して難しいものではありません。Loopmasterのメリットや使い方を解説していきましょう。

Loopmasters – www.loopmasters.com

「Loopmasterとは?」

Loopmasterは、ハイクオリティなサンプルパックやシンセサイザーなどのプリセット販売サイト。イギリス/ブライトンを拠点に展開している同社は、プラグイン販売サイト「Plugin Boutique」、サブスク型サンプル音源販売サイト「Loopcloud」を運営していることで知られており、ビートメーカーを中心に世界中から注目を集めています。

Loopmastersでは、

  • ドラムサンプル(リズムパターン/ワンショット)
  • ループ素材
  • 効果音
  • ボイスサンプル
  • シンセプリセット(SERUM/MASSIVE/MASSIVE X/Sylenth1など)
  • MIDIファイル
  • DAWプリセット

などが販売され、ジャンル別に分けられたバンドルでは個別に購入するよりもお安く購入することができます。また、会員登録するだけで無料のサンプルパックが付与されます(マイアカウントページからお好きなものをダウンロード可能)。

DTM君

DTM君「例えばこの HY2ROGEN DEEP FUTURE HOUSE DRUMS は、EDMなどのダンストラックに特化したワンショット・ライブラリ。数千円で洗練されたワンショットが手に入ります。キックやスネアの音色ってこだわりたいのでボクも購入してみました。ワンショットサンプルなので”音が古いから”という理由で使わないという事がなさそうですよね。資産として長く活用できそうです。」

Loopmasterのメリット

充実した製品ラインナップ

ジャンル別に分けられたバンドルの中には、ドラム・パーカッション・ギターリフ・シンセフレーズといったパーツが収録されています。ロイヤリティフリー(著作権を買い取る仕様)なので、そのまま自身の楽曲に貼り付けたり、加工してオリジナルサウンドを作り上げるという使い方もできます。サンプルはどれもハイクオリティで世界中のトラックメーカーが愛用しています。

選べる購入方法

利用の際には「サンプルパック買い取りタイプ」と「サブスクリプションタイプ(定額支払い)の2種類から選択することができます。どちらもメリット/デメリットがありますので解説していきましょう。

サンプルパックの買い取りタイプ

買い取ってしまえば、お支払いは一度切りで使い放題。使用したいサンプルが限られているという方にオススメです!また、月々の金銭管理が不要なので余計にお金を支払う心配がありません。

サブスクリプションタイプ

こちらのタイプでは定額支払うことで「月々にポイントが付与され、そのポイントで購入する」といった仕様。買い取りに比べて、お安く購入できますので定期的にサンプルパックを使用したい方にオススメです。

ポイントを使い切らなかった場合は、次月に繰り越されます。しかし、サブスクリプションを解約した場合はポイントが凍結しますのでご注意ください。
※再度契約すると、再び利用できるようになります。

複数のパソコンで使用できる

作曲をする場合、複数のパソコンを利用されている方は少なくないでしょう。Loopmasterは、サブスクリプションの契約プランで許可されている数だけのコンピュータでアプリケーションを使用することができます。アーティストプランとスタジオプランでは2台、プロフェッショナルプランでは4台のパソコンで使う事ができます。

Loopcloudとの連携

LoopmastersとLoopcloudはアカウントの連携が可能。連携することで、Loopmastersで購入したサンプルをLoopcloudで編集するというようなことが可能になります。自由度がかなり広がるので、オリジナリティ溢れるサウンドを作り上げたい場合にとても重宝します。

Loopcloud – www.loopcloud.com

Loopmasterの使い方

サイトが全て英語表記なので不安に思う方が多いと思います。しかし、決して難しい操作は必要ありません。購入からサンプルを活用できるまでの順序を解説していきましょう。登録自体は「無料」なので是非お試しください。

1.会員登録

必ず必要になるのが会員登録です。
公式ホームページの上部のリスト欄にある「Sign Up」をクリックします。

Loopmasters:Sign Up

するとEmail、パスワード、確認用パスワードの入力ページに移るので入力しましょう。

Loopmasters:パスワード入力ページ

入力が完了したらLoopCloudのアプリケーションのダウンロードページに移行しますのでご自身のOSに合わせて選択し、ダウンロードします。(Windowsの場合は左、Macの場合は右)
※LoopCloudは必須ではないので不要の方はスキップしてください。

Loopmasters:ダウンロードページ

また、同時に入力したメールアドレス宛にメールが届くので確認しておきましょう。

Loopmasters:メール

全て英語表記なので不安に思われると思います。
翻訳すると、

「こんにちは。

Loopmastersにご登録いただき、ありがとうございます。

アカウントの設定と登録を完了するには、ここをクリックする必要があります。

Loopmastersは、お客様のプライバシーと個人情報を非常に重要視しています。個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご覧ください。

ログイン後、「マイアカウント」から1GBのサンプルをダウンロードしてください。
アカウント内のLoopcloudタブをチェックし、新しいアプリをダウンロードし、インストールして、2つ目の1GBの無料サンプルをお楽しみください。

Loopmastersへようこそ!
– Loopmastersチーム」

というメッセージになります。メール内に貼り付けられた「Click here」をクリックしないと本登録にならないので、必ずチェックしましょう。

以上で、会員登録は完了です。

2.サンプルパックの確認

会員登録を完了した時点で、マイアカウントに無料のサンプルパックが付与されます。
無料といえど、かなりクオリティが高いので活用すると良いでしょう。

サイト上部のリスト欄から「My Account」をクリックすることでアクセスできます。
必要なサンプルパックを任意で選択し、ダウンロードしましょう。

Loopmasters:My Account

完了すると、PCにZIPファイルがダウンロードされます。
解凍すると膨大なWAVデータがズラリと並ぶので使用することができます。
カテゴリーやジャンルごとにネーミングされているので迷うことなく選択できます。

Loopmasters:ZIPファイル

3.DAWで使用

基本的にWAVデータは、主要のDAWであれば必ず使用できます。サウンドを確認しながら、楽曲のコンセプトに合うサウンドをドラッグ&ペーストしていきましょう。

DAW

WAVのような音声データを使用するとソフト音源を使用してサウンドを作り込むのに比べて

  • 迅速
  • 編集しやすい
  • CPUにかかる負荷が少ない

といったメリットがあります。
積極的に活用していきましょう。

セール時期を狙うと良いかも

Loopmastersでは、定期的に割引セールが開催されています。製品によっては、50%以上も値下げされる場合がありますので、随時チェックすると良いでしょう。
また、会員登録をすれば登録したメールアドレス宛にセール情報のアナウンスが送られてきますのでメールをしっかりと確認するようにしましょう。


Loopmastersには多種多様なジャンルのサウンドパックがあり、日々更新され続けています。インスピレーションを刺激してくれるサンプルパックは、楽曲の可能性を広げてくれる心強い武器になることでしょう。きっと皆さんの求めているサウンドが見つかると思います。是非お試しください。

Loopmasters – www.loopmasters.com