DTM初心者向け入門講座

おすすめのベース音源/アンプシミュレーター

BITWIG STUDIO

ベースはドラムと共に楽曲の土台を構成する楽器であり、楽曲全体の善し悪しを左右する重要なパートでもあります。ロックやブルースに用いられるエレキベースをはじめ、ジャズに用いられるウッドベース、トランスに用いられるシンセベースなど、楽曲のジャンルに合った様々なベースサウンドが存在します。

そんなベースですが、生演奏によるレコーディングができない場合、ソフトウェア音源を使ってパート作りを行うことになります。各社から様々なベース音源が販売されているので、それぞれ特徴を理解した上で導入するか検討してみましょう。

おすすめのベース音源

ベース音源の最高峰:SPECTRASONICS Trilian

SPECTRASONICS Trilian

2016年3月現在、ベース音源の最高峰と呼ばれているのがTrilianです。インストール容量は34GBにもおよび、エレキベースからシンセベースまで、多種多様なベースサウンドを収録しています。「Trilianさえ持っていれば他の音源は必要ない」と言われているほど、アマチュアはもちろんプロの間でも定番となっている製品です。

特筆すべきは他の追従を許さないハイクオリティな音質です。音の太さはもちろん、木の鳴りや弦とフレットが擦れた際に発生するノイズまで再現しており、ソフトウェア音源とは思えないほど生々しいサウンドに仕上がっています。

もちろん奏法も充実しており、エレキベースならフィンガーにピック、タップにスラップ、ミュートなど、アコースティック系楽曲に用いられる奏法を完全に網羅。特にスラップは生演奏と謙遜の無いサウンドクオリティであり、使用機材や録音環境によっては生演奏すら超えてしまうポテンシャルを秘めています。

また、ハンマーオンおよびプルオフといった奏法もソフト側が自動で切り替えてくれます。同時に、ピアノロール上で同じノートが連続して続いた場合、ランダムでサンプルを切り替えて自然な同音連打を実現するラウンドロビン仕様にもなっており、いかにも打ち込んだサウンドになりがちなベース音源特有の弱点を見事に克服しているのもポイントです。

他にもディストーションやワウなどを含めた32種類のエフェクト群を内蔵。ベースプリアンプでお馴染み、TECH21社のBass Driver DIのようなゴリゴリとしたサウンドを作ることも可能です。多少高価なものの、Trilianだけでほぼ全ての音楽ジャンルのベースパートを賄えるため、本格的にDTMを楽しみたい方は率先して導入することをオススメします。

SPECTRASONICS Trilian – Supernice!DTM

エレキベース音源ならこれ:IK Multimedia MODO BASS

IK Multimedia MODO BASS

2016年12月にIK Multimediaより発売された「MODO BASS」は、サンプルベースではなく物理モデリングを採用したことで動作は軽く、迫真のリアルサウンドを実現したベース音源となっています。選べるベースは新旧大表する12機種。演奏方法はスラップ/ピック/指弾き、ミュートと選択でき、演奏する位置やスライド、デタッチノイズ、ハンマリング、ビブラートの度合いなどなど、生のベースプレイに必要な要素のほとんど全てを細かく設定することができるようになっています。

それだけでなく、弦の選択(弦の数、弦の状態、弦の太さ、チューニング)、20種類のピックアップの選択、アンプ/エフェクトの選択と、エレキベースの音源を選ぶならMODO BASSがかなりのアドバンテージを持っています。

IK Multimedia MODO BASS – Supernice!DTM

生演奏派のベーシストは?

「ベースは生演奏に限る」という方も多いでしょう。エレキベースのレコーディングはライン入力が基本ですが、「ベースアンプシミュレーター」を併用することで、リアルかつ太いサウンドで録ることができます。ここでは生演奏派にオススメのパソコン上で動作するソフトウェアタイプ(プラグイン)のベースアンプシミュレーターを紹介していきます。

オススメのベースアンプシミュレーター

IK Multimedia AmpliTube

IK Multimedia AmpliTube

ギターアンプシミュレーターでお馴染みのAmpliTubeにはベースアンプのモデリングも多数収録されています。代表的なのがAmpeg社と共同開発した名器、BA-500やSVT-CLASSIC、SVT4-PROなどのモデリングです。

Ampegはベースアンプの超定番として世界中の音楽スタジオに設置されており、多くのベーシストがメインアンプとして使っているでしょうが、いつも鳴らしているあの音を自宅でも楽しむことができるのは大きな魅力です。当然サウンドのクオリティは高く、アンプはもちろんキャビネットもAmpegの物をモデリング。正真正銘本物のAmpegトーンを手に入れることができます。

もちろんAmpeg以外にはOrange社のAD 200 MK 3Bなどのモデリングを収録。真空管を採用したベースアンプの代表モデルとして名高い同アンプですが、重厚で艶のあるサウンドは実機と謙遜ありません。総じて完成度が高いので、ソフトウェアタイプのベースアンプシミュレーターでお悩みの方は、まずはAmplitubeから試してみることをオススメします。

IK Multimedia AmpliTube – Supernice!DTM

ベースアンプシミュレーターを搭載しているDAWソフト

「ベースのためだけにシミュレーターを導入できる余裕が無い……」という方も多いでしょう。これはギタリストやキーボーディストの方に多い話ですが、そういった場合「DAW標準搭載のシミュレーター」を使用するのがオススメです。

例えば、上記で紹介したAmplitubeのサウンドクオリティは非常に高いですが、導入にはそれなりのコストが必要となります。DAW標準搭載のシミュレーターなら最初から使える上、導入コストも掛かりません。付属品とはいえ、しっかりと音を作り込めば高品位なシミュレーターに匹敵するサウンドに仕上がりますので一度試してみましょう。ここでは各DAWに搭載されているシミュレーターを簡単に紹介します。

Steinberg Cubase

Steinberg Cubase

国内トップクラスのシェアを誇るDAW、CubaseにはVST Bass Ampと呼ばれるベースアンプシミュレーターが搭載されています。CubaseにはVST Amp Rackと呼ばれるギターアンプシミュレーターが搭載されていましたが、Cubase 8にバージョンアップした段階でベースアンプ版が新たに仲間入りしました。

同社らしい癖の無いサウンドで、マイキングによる音質変化やイコライザーの効きが良く、非常に扱いやすいのが特徴です。
Cubaseについて

TASCAM SONAR

TASCAM SONAR

TASCAM社のSONARにはNative Instruments社のアンプシミュレーターである「GUITAR RIG」搭載されています。メインはギターアンプなものの、ベースアンプのモデリングも搭載されているため、練習やレコーディングに使用することができます。プリセットも豊富なので音作りが苦手という初心者の方でも難なく使いこなせるでしょう。
SONARついて

APPLE Logic Pro X

APPLE Logic Pro X

Mac専用のDAWとして人気が高いLogicにはBass Amp Designerと呼ばれるベースアンプシミュレーターが搭載されています。Pro Xにバージョンアップしてから初めて搭載され、太く生々しい質感のサウンドに仕上がるのが特徴です。

収録されているモデリングはアンプが3つ、キャビネットが6つ、マイクは3
本と決して多くはないですが、よほどベースにこだわりが無い限り困ることはありません。付属のシミュレーターでベース専用のものは少ないので重宝することでしょう。
Logic Pro Xついて

ベース用プリアンプを用意するのもGood!

SANSAMP BASS DRIVER DI

ベース用アンプシミュレーターとプリアンプ・プラグインを使うなどすれば、ラインレコーディングをした際に「ライン臭さ」をなくすことができますが、ベーシストであればプリアンプ・エフェクターを使用して録音することもオススメです。本格的なバンドレコーディングの際にもベースはプリアンプを通してラインレコーディング、といったことは頻繁に行われています。

ベース用プリアンプとして知名度・人気共に高い「SANSAMP BASS DRIVER DI」を用意すれば、ベースのラインレコーディングに活躍することは間違いありません。

SANSAMP BASS DRIVER DI – Supernice!エフェクター

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